
こんにちは、商業施設ビルメンの小川です。
タイトルの通り、先日に年次停電点検がありました。
ビルの一部を停電し、ビル内の電気配線に異常がないか点検するイベントです。
私が勤務しているビルは7F建ての商業施設ですが、今回は2~4Fの系統を停電し点検を行いました。
当日の出社から帰宅までのスケジュールはこんな感じ。
11/24(火)
13:00 出社
14:00~14:30 屋上点検
15:00~15:30 売場内温度測定
16:00~17:00 月末のテナント検針
18:00~19:00 休憩
20:00~22:00 閉店後作業(営業中にできない場所の管球交換等)
11/25(水)
00:00~02:00 停電前の各種準備
02:00~04:00 停電→絶縁測定実施
04:00~07:00 復電→売場内巡回→絶縁測定不良個所調査
07:10 帰宅
停電とは関係ない作業も掲載しているのは、遅番として13時に出勤して、翌日の7時まで仮眠なしのぶっ通しで作業する大変さをアピールしたかったからです。
実際の停電作業に関わる部分は、11/25(水)の0:00以降ですね。
年次停電点検の目的は、配線不良箇所を早期に発見し、火災等の事故を未然に防ぐことです。
その手段として絶縁抵抗計を使用して分電盤の絶縁測定を行います。

導線と被覆間に電流を流して、抵抗値を測定することにより、被覆が剥けて漏電したりしていないかを調査します。
今回の点検では、1カ所だけ絶縁不良箇所がありました。
分電盤のマグネットブレーカー毎に絶縁測定を行いますが、絶縁不良が検知されたブレーカーの二次側には複数の子ブレーカーがありますので、その中から原因箇所を絞り込んでいきます。
絞り込んだ子ブレーカーの先にも複数のコンセントが接続されていくため、1カ所ずつ地道に確認を行います。

壁に埋め込まれたコンセントの裏側はこんな感じ。
最終的には、これら一つ一つを分解しながら導線がむき出しになっているところがないか等を確認していきます。非常に地道な作業です。
深夜0時から始まり、すべての作業が終わったのは翌朝の6:30頃。
家路についた小川は泥のように眠るのでした。