ビルメン

分電盤のフィルター交換はこんな感じです。

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こんにちは。ビルメン2年生の小川(@ogawayuji1)です。

今日はビルメンの仕事内容を少~しだけ紹介させていただきます。

テーマは「分電盤のフィルター交換

自分で言うのもなんですが、かなりニッチな内容となっております(笑)

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僕たちビルメンが働いているビルの中には、EPSと呼ばれる電気設備をまとめる部屋がたくさんあります。


EPS …Electric(電気) Pipe Shaft(各種配管類) の略


このEPSの中には、さらに分電盤がたくさんあります。

分電盤といえば、一般家庭にもある、ブレーカーがたくさん入った箱のことです。

ビルのEPSにある分電盤は一般家庭のものよりはサイズが大きくなります。

この、分電盤の中に無停電電源装置(UPS)等の熱が発生する装置を設置する場合、熱がこもらないように排熱装置を設ける必要があります。

排熱の方法として一般的には、次の写真のようにファンと通気口が使用されます。


上部にあるファンが分電盤内部の熱を外に逃がしてあげます。

それによって、下部にある通気口から外の空気を取り入れる仕組みです。

通気口には、分電盤の外から埃等の汚れを吸入しないようにフィルターが取付けされています。


こんな感じです。

フィルターが汚れてくると、外部からの空気の取り込みがスムーズに行われなくなってしまいます。

分電盤内の熱がうまく排出できなくなってしまいますので、UPS等の機械の効率が下がってしまいます。

最悪の場合は、機械が停止したり、故障の原因になることもあります。

こわいですね。

そんな事態を未然に防ぐために、定期的にフィルターの交換が必要です。

フィルターの交換前と交換後を比較したものがこちら!


交換前は、非常に汚れていますよね。

新しいフィルターに取り替えて、真っ白になりました。

これで、スムーズな排熱ができるようになります。

このように必要に応じてフィルター交換を行うことで重大事故を未然に防ぐことが重要です。

そのためには、毎月の分電盤点検の時に、小さな変化を見逃さないようにする必要があります。

フィルターが詰まっていると、分電盤上部のファンから排出する空気よりも、通気口から取り入れる空気が少なくなってしまいます。

そうなると、分電盤内部が負圧状態(圧力が外部よりも低い状態)となり、分電盤の扉が閉まる方向に力が働きます。

分電盤の扉を開けようとしたときに、「いつもより力を入れないと開かない」という状態になるので、注意して点検していれば気づくことが可能です。

このような小さな変化を見逃さないことがビルメンに求められる能力の一つです。

日々、真面目に点検をしていれば、自然と身につく能力なので、これからビルメンに転職しようと思っている方も心配することはないですよ。


今回は以上です。

YouTubeTwitterもやっていますので、興味のある方は覗いてみてください。

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