こんにちは、おがゆーです。
私、先月にビルメンを辞めて無職になっちゃいました。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
このままでは収入がゼロで生活ができないので、次の仕事を探さないといけません。
そこで「次の仕事が見つかるまでの間、国からお金を頂くことができるありがたい制度」を活用します。
その制度とは「失業保険」です。
失業保険とは
あなたも毎月のお給料から天引きされて失業保険(雇用保険)を支払っているはずです。
それをこれまでせっせと積み立ててきたからこそ、この制度を利用することができるんです。
しかし、この失業保険というやつは、年金みたいに自動的に口座に振り込まれるわけではありません。
受給するためには、以下の条件を満たした上で申請をする必要があります。
就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない「失業の状態」にあること。
(引用元:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html)
(この他にも、失業保険の支払いを12ヶ月以上行っていること等の様々な条件がありますが今回は説明を割愛します。)
そのため、ハローワークへ行って申し込みをした後、積極的に求職活動を繰り返さなければなりません。
かなり大雑把ですが、以下のような流れになります
失業保険受給までの流れ(めっちゃ大雑把)
1.ハローワークで受給申込み
2.受給説明会に参加
3.求職活動実績を申請し失業認定を受ける(認定日)
4.失業保険を受給
5.以下、受給期間中に3と4を繰り返す
「受給期間」は、これまでに失業保険を支払った期間や、退職理由によって変わってきます。
ちなみに私の場合は最大120日間受給できます。
・雇用保険被保険者期間(失業保険を支払った期間) 約17年
・退職理由 自己都合
また、受給金額は1日あたり約6,000円なので、6,000円×120日=約72万円となります。
(受給金額は、直近の給与額によって算定されます。)
ただし、必ずしも72万円全額が貰える訳ではありません。
受給期間中に就職先が決まれば、その時点で受給は停止します。
(厳密にいうと「再就職手当金」が貰えるが、失業保険満額受給よりは少ない)
また、受給期間中に自営を始めた場合も就職先が決定した場合と同様の扱いになります。
ただし、趣味のブログやYouTube等で小遣い程度の金を稼ぐ場合には自営扱いにはならないそうです。
あくまで「その事業だけで生活できる」レベルの自営を開始した場合のみ該当するそうです。(※趣味であっても必ず働いた時間と稼いだ金額の申告が必要となります。個別の事例については必ずお近くのハローワークに確認してください)
説明会に行ってみた!
失業保険に関するざっくりとした説明はこのくらいにして、いよいよ本題に入ります。
今回は失業保険の受給説明会に参加してきたので、これから参加される人にイメージをお伝えできればと思います。
私は12月のとある火曜日に、近所の商店街にある商業施設内のイベントホールで開催された失業保険受給説明会に参加しました。
小さな映画館くらいの規模のホールでしたが、半分以上の席は埋まっていました。
「退職する人ってこんなにいるのか」と驚きました。
もし参加者が少なかったら、学校の授業みたいに「そこの君、この件についてどう思う?」みたいに意見を求められるんじゃないかと不安でしたが、全くそんなことはありませんでした。
説明会の流れ
13:30〜 受付開始。亀仙人みたいなおじいさんが受付をしていました。前回ハローワークで受け取った茶色の封筒の中身を提出して、「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」という書類を受け取りました。
14:00〜 説明会開始。今日の流れについて担当者から説明されました。
14:05〜 ハローワーク東京支部が作成した動画を視聴。プロジェクターでステージに投影されたものを視聴しました。主に「失業保険とは何ぞや」といったざっくりした内容でした。
14:20〜 私が居住する県の支部が作成した動画を視聴。これから失業保険を受給するために必要な具体的な手続内容に関する動画でした。
14:30〜 担当者から、資料内容について説明を受けました。「雇用保険受給資格者証に記載されているカタカナの氏名が振込先の金融機関名義と不一致の場合は手当を支給できないので、必ず確認するように!」というのは何度も説明されました。かなり大事なことなのだと思います。
14:45〜 最後に、職業訓練校の担当者から、職業訓練について簡単な説明がありました。「再就職率が全国上位ですごいんです!」と熱心なアピールでした。
14:50 説明会終了
こんな感じで、全体を通して”ただ話を聞くだけ”といった感じでした。
事前に想像していたような学校の授業のような緊張感のあるものではなくとても安心しました。
なんなら、居眠りをしている人もいましたからね。
受給までの今後の流れ
今後は、認定日〜認定日(4週間)の間に2回の求職活動が必要になるそうです。
ちなみに今回の説明会が「求職活動」1回分になるそうで、その点はお得に感じました。
「求職活動」というのは、文字通り次の仕事を探す活動なのですが、10年以上前は新聞の求人を閲覧したり友達に職業の紹介を受けるだけで1回分にカウントされていたみたいです。
しかし、現在は上記のような活動ではカウントされなくなってしまったので、注意するよう説明がありました。
担当者の方が「求職活動の基準が見直しされた経緯」を教えてくれました。
求職活動の基準が見直しされた経緯
ある年に国全体で退職者が急増し、失業保険の受給者が増えすぎたせいで、保険料が足りなくなってしまった
そこで、保険料を増額する法案を国会の稟議にかけたところ「ハローワークが適当な審査をして失業保険をばら撒いているからこんなことになったんだ!」という話になり、求職活動のハードルが上げられた
そのため現在は、ハローワークで転職に関する相談をしたり、転職サイトから実際に求人に応募したり、転職に関連する資格の受験をしたりしないと、求職活動一回分としてカウントされないんだそうです。
そんなわけで、とりあえず今後私が失業保険を受給するまでの流れはこんな感じになりそうです↓
1. 1週間後(12/11)に控える初回認定日を迎えて、認定をしてもらう
2. 2ヶ月間の待機期間(2/11頃まで?) で2回の求職活動を行う
3. 来年の2/11頃の認定日に2回分の求職活動を認定してもらう
4. 初回失業保険を受給!(2月?日)
とはいえ持病の悪化により退職したので、選べる仕事はかなり限られて厳しい戦いになりそうです。
しかし何はともあれ、このようなありがたい制度があることに感謝ですね。
国ガチャSSRですから、生きているだけで幸せです。
今できる最良の選択をしていけるよう、情報収集を継続していきます。