こんにちは、ビルメンの夕顔です。
まずは結論と理由から。
結論
「猫を飼うと、飼わない場合と比較してFIREに900万円の資産が必要になる」
理由
4%ルールに基づきFIREに必要な資産を試算すると
・猫を飼う場合 2700万円×4%=108万円/年=9万円×12ヶ月
・猫を飼わない場合 1800万円×4%=72万円/年=6万円×12ヶ月
よって、2700万-1800万=900万円となるため
ん〜…なんのこっちゃ意味が分からないよ…
順番に解説していくので安心してください。
それでは、解説していきますね。
保護猫との出会い
私は、ひょんなことから保護猫の飼育に興味を持ち、まずは猫を飼育可能な物件に引っ越すことにしました。
元々住んでいた物件は、2LDKのメゾネットタイプで家賃6万円。ちなみに妻と2人暮らし。
新しい物件は2LDKの賃貸マンションで家賃9万円でした。
なぜこんなに家賃が高いのか。
まずは猫飼育可能な賃貸物件がそもそも少なく、選択肢がかなり絞られること。
そこに、勤務地からの距離など、私たち夫婦が求める様々な条件を組み合わせると、選べる物件は2〜3件しかありませんでした。
その中で最も安かったのがこちらの9万円の物件、というわけです。
9万円の家賃ですから、年間108万円かかります。
FIREとは
ここで、冒頭の結論に出てきた「FIRE」という単語について簡単に説明します。
FIREとはFinancial Independence Retire Early の略で日本語訳は以下のとおり。
・Financial Independence → 経済的自立
・Retire Early → 早期退職
つまり、定年を待たずに早期退職して経済的自立(不労所得だけで生活)を達成するということです。
僕は40代のうちにFIREを達成すべく、日々コツコツと事業・投資・節約に励んでいます。
4%ルールとは
次に、これ以降の説明に必要な4%ルールについて説明します。
仕事をせずに不労所得だけで生きていこうと思った時、株式投資の利益だけで生きていく方法があります。
例えば、100万円の貯蓄があり、年利4%で運用すると毎年4万円を入手できます。
この考え方で、5000万円を年利4%で運用すれば、毎年200万円の運用益が入手できるわけです。
つまり毎年の支出が200万円以下の人は5000万円の資産があれば、働かなくても生活していける(可能性がある)ということです。
この手法は一般的に4%ルールと呼ばれており、年間支出の25倍の資産を運用すれば実現可能になります。
900万円が必要な理由
それでは話を元に戻しましょう。
家賃9万円だと年間108万円の家賃を支払う必要があるとお伝えしました。
この家賃108万円を不労所得だけで支払いたい。
そこで4%ルールを適用すると、108万円×25=2700万円もの資産が必要になります。
家賃6万円で同じ計算をすると、72万円×25=1800万円の資産で足りますので、その差額は900万円です。
つまり、猫を飼育したことによって、追加で900万円もの資産を貯蓄する必要が出てきたのです。
これは大変なことだ。
まとめ
猫は可愛いです。猫は何も悪くありません。これからも猫に対する愛情は一ミリたりとも変わりません。
しかし、ここまでFIREに影響を及ぼすとは考えていませんでした。
ここまでの話を聞いた方から、、
ボロ戸建ての借家ならいくらでも家賃の安い物件があるんじゃないですか?
9万円の物件なんて贅沢しすぎだ!
こんな意見が出てきそうですね。
現状は色々と複雑な事情がありまして、どうしてもその選択をすることができないんです
しかし、会社を辞めて、何にも縛られない暮らしになれば、このような制約もなくなります。
ですから、いずれはなるべく安い賃料で猫も幸せ・家族も幸せに暮らせるような最高の物件を見つけたいと思います。
今回の記事では、ちょっと生活の水準を上げるだけで、FIREに必要な資産額はぐーーんと跳ね上がるんだよってことをお伝えしました。
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