こんにちは!ビルメンの小川(@ogawayuji1)だよー!(深夜テンション)
今回も、ビルメンのお仕事の内容について、このブログに奇跡的にたどり着いてくれたあなただけに、こっそり教えてあげちゃうよ~!(深夜テンション)
ビルメンの仕事内容についてほとんど知らない初心者の方向けの記事なので、玄人の方は戻るボタンで回れ右!してね~!(深夜テンション)
…ということで、冗談はこの位にして、今回はエスカレーターの起動方法について解説(?)します。
わたくしは、商業施設ビルメンなので、早番勤務の日は、朝9時に出勤して、せっせとエスカレーターの起動をしています。
単純作業の繰り返しなので、なんてことのないお仕事ではありますが、ビルメンがどんな仕事をしているのか気になっている方もいると思うので、簡単に紹介してみます。
エスカレーターの起動に使う道具はこちら!
はい、こちらのカギ1本のみです。
なにやら怪しいモザイクのことは気にしないでくださいね。
(セキュリティ上の理由です)
そして、この鍵を…
こちらに挿して操作します。
まず、停止⇔ブザーに鍵を挿入し、ブザー側に傾けて、「ビーッ!!」と警報音を鳴らします。
「これからエスカレーターが起動しますよ。危ないから離れてね!」の合図ですね。
次に、下降⇔上昇に鍵を挿入し、どちらかに傾けます。下降に傾ければ下り運転に、上昇に傾ければ上り運転になります。どちらも対応可能なんですよー。
ちなみに、「照明」という差込口は、エスカレーターを動かさずに照明だけを点灯したいときに使います。(ほとんど使用しません)
ここで、「このエスカレーターは上りと下りのどちらにすれば良いの?」と迷った時の判別方法を教えます。
現在のフロアを表示する数字の向きを見れば一目瞭然!
この矢印の方向に人が進んでいくので、これに合わせて上り・下りを判別すればOKです。
起動したら、エスカレーターに乗りながら、点検ポイントを確認していきます。
まず初めに見るのがここ!
赤丸をつけている部分、「くし歯」と呼ばれます。(他にも呼び方があるかもしれませんが、うちの施設ではこう呼んでいます)
ここに石とか、クリップとか、異物が挟まっている場合は、除去します。
最悪の場合、くし歯が折れていることもあるので、その時は、新しいくし歯と交換してあげます。
巻き込み事故等の恐れがあり、放置しておくと危険ですからね。
後は、
こんな感じで、手すりの下に照明がついています。
これらが、消えていないか、点滅していないか、1個1個丁寧に確認しています。
営業が始まってしまうと、交換ができなくなってしまい、閉店までの間、1日中チカチカし続けることになり、お客さまへの印象が悪いですよね。
そのため、僕たちは目を光らせて、見逃さないようにしています。
(まぁ、蛍光灯の点滅や消灯なんて、嫌でも気づきますけどね…)
照明が切れているのを見つけたら、設備室で待機している他の設備員へ連絡し、交換を依頼して、次のエスカレーターの起動に移ります。
あとは、こんなところもチェックしてますよ。
白丸をつけているところ、先ほどの手すり下照明を隠すカバーを固定する金具のネジです。
エスカレーターは開店から閉店まで稼働しているので、その振動がネジに伝わって、だんだんとネジが緩んでくることがあります。
ネジが緩めば、金具も緩み、最悪の場合、金具や照明カバーが落下する恐れがあります。
それがお客さまにぶつかってケガでもさせようものなら、大変なことになってしまいます。
それを防ぐため、エスカレータに乗りながら、このネジが緩んでいないか、1本1本手で触って確認しています。
文章にすると大変なことをやっているように思われるかもしれませんが、これも慣れてしまえば簡単ですよ。
この他には、非常停止用押しボタンのカバーが外れていないか、異音はないか、異常な振動はないか、等の項目をチェックしていきます。
これを30台分位、繰り返せば、エスカレーターの起動完了です!
だいたい、30分位で終わります。
お客さまの安全を守るため、明るいお店を維持するため、日々、ビルメンはこんな地道な仕事をコツコツと繰り返しているのです(ちょっと言い過ぎ?)
てなわけで、本日は以上です。
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