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年収630万円の大企業を辞めて年収200万円のビルメンに転職した理由についてお話しします

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この記事の動画版はこちら↓


こんにちは。ビルメンの夕顔です。

昨年、YouTubeに「年収630万円の大企業からビルメンに転職したら年収が200万円になった」という趣旨の動画を投稿したところ、

このようなコメントを頂きました。

「普通に630万円でビルメンへ転職するに至った理由について気になるので、動画にして欲しいです。」

今回はこちらのコメントに回答していきたいと思います。

ちなみに、ここ半年ほど、家庭内情勢が慌ただしく、回答がとっても遅れてしまいました。

昨年の8月に頂いたコメントに対して、今更の回答となってしまい申し訳ありません。

それでは、先に結論を述べます。

理由は次の2つです。

1つ目は、大企業本社の激務でうつ状態になったから
2つ目は、「お金はいらないから楽な仕事をしたい」と思ったから

です。

それでは順番に解説していきます。

「激務でうつ状態になった」理由

僕は高校卒業後に某国立大学の工学部と某大企業に内定し、

「将来安泰なら学歴なんていらない!」と考えて某大企業への就職を選びました。

事務系社員としての採用でしたので、仕事内容は窓口で受付をしたり、未払い料金の回収をしたり、簡単な仕事ばかりでした。

毎日が単純作業の繰り返しで退屈だったので、

「もっとやりがいのある仕事がしたい!」と考えて、

上司との面談で「本社に異動してバリバリ働きたいです!」と伝えました。

すると、「本社へ異動するためのチャレンジ試験」の受験を勧められました。

上司からは「本社はめちゃくちゃ忙しいから、よーく考えてから受験してね」と言われたのですが、

この時の僕(当時26歳)は調子に乗っていたので、

「周りの後輩たちからも仕事ができるって言われるし大丈夫っしょ」と上司の忠告には一切耳を傾けませんでした。

試験は一次試験(論文)と二次試験(面接)だったのですが、毎日徹夜して渾身の論文を作成した結果、見事に一次試験をクリア。

その後の二次試験の面接もなんとか突破し、憧れ大企業本社勤務がスタートしました。

しかし、ここからが地獄のはじまりです。

本社での勤務は想像を絶する忙しさでした。

定時の17時30分に対して、毎日22時以降までの残業は当たり前。

土日もどちらかは必ず休日出勤をします。

それでも仕事が終わらないので、帰宅してからも自宅のPCで常に仕事。

夕食を食べる時間ももったいないと考え、

帰宅時の地下鉄の乗り換えで地下街を10分くらい歩きながらコンビニのおにぎりを食べて夕食を済ませていました。

このせいで、1年間で体重は5kgも減り、

周りからも「最近やつれてるけど大丈夫?」と心配されるくらい疲労困憊状態が続きました。

周りのメンバーも似たような状況だったので、自分だけ弱音を吐くわけにはいかない、

と頑張りましたが、2年目についに限界がきます。

ある日、あまりにも仕事が辛くなり、現状を打破するには

「失踪するか退職代行を使って退職するか」の2択しかない!というとんでもない考えに至りました。

家で退職代行のサイトを見ていたところ、妻に見つかってしまい、

経緯を話したところ、「最近の夕顔君はおかしい。一度病院で診てもらったほうがいい」と精神科の受診を勧められました。

そして、精神科を受診したところ、「うつ状態」の診断をうけて、1週間の休職となりました。

その後も、1カ月、2カ月と休職期間は延長され、

ついに職場復帰は叶わず、退職することになりました。

「お金はいらないから楽な仕事がしたい」と思った理由

先ほどお話しした休職期間中、精神科の先生から出された宿題は2つ。

それは、「仕事のことを忘れる」
そして、「好きなことだけをする」
でした。

先生は「宿題ができなかったら怒りますからね!」と笑いながら言ってくれました。

先生から言われたとおり、仕事のことを忘れて好きなことだけをして過ごした結果、

「人生ってこんなに楽しいものだったのか!」と衝撃をうけました。

この経験から、次はとにかく楽な仕事を見つける。お金なんていらない、

という考え方に辿り着きました。

そして、ネットで「楽な仕事」と検索して、「ビルメン」という職業に出会います。

ビルメンの他に、「用務員」や「警備員」「清掃」等の仕事もヒットしましたが、

月収15万円以下で流石に妻と2人で暮らすには少なすぎたので、

生活するための最低限の資金を確保できるラインを見極め、ビルメンを選びました。

まとめ

僕がビルメンに転職した理由は、

大企業時代に「自分は仕事ができる」と思い込み、高望みした結果、本社の激務に耐えられずにうつ状態になって退職したから

というなんとも情けないものでした。

しかし、この経験によって

「やりたいことができる人生」へと舵をきることができたと思っています。

ビルメンは収入こそ少ないですが、その分自由な時間がたくさんあるので、

「自分が本当にやりたいこと」に時間を注ぐことが可能です。

転職後は、家族とのんびり過ごす時間や、趣味のバンド活動に使える時間が増えて、

充実した人生を送ることができています。

そして、最近は国家資格の取得や、YouTube、ブログ、Twitterによる

ビルメン情報の発信にどっぷりハマっており、こうして皆さんに情報をお届けしています。

うつ状態による退職で大企業時代のメンバーには多大な迷惑をかけてしまったので、

その分、多くの人に有益な情報を提供することで

少しでも「誰かの役に立つ活動」を続けていきたいと考えています。

今回の記事は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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