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ビルの水質検査はだいたいこんな感じです

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こんにちは。ビルメンの小川(@ogawayuji1)です。

ビルメンのお仕事の内容をゆる~く紹介するこのコーナー。

これからビルメンへの転職を検討している人や、ビルメン初心者の方向けに、「こんな感じの仕事をやっているよ~」程度にやんわりと紹介していきます。

配属される現場によって作業内容は異なり、ここで紹介している内容がどの現場でも適用される訳ではありませんので、あくまで参考程度にご覧ください。

今回は、水質検査について紹介します。

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ビル管法に基づいて、一定期間ごとに実施が義務付けられている検査です。

ビルの中では、大きく分けて2種類の水を使用します。

手洗いや飲用の上水と、トイレの排水等に使う雑用水です。

これら2種類の水について、7日に1回以下の水質検査を行います。

種類残留塩素濃度水素イオン濃度
上 水-
雑用水

僕が所属している現場では、上水は残留塩素濃度測定のみ、雑用水は残留塩素濃度と水素イオン濃度の2項目を測定しています。

ただ、僕の配属先は駅ビルの中にあり、駅ビル全体を管理する鉄道会社が存在しているので、一部の水質検査しか請け負っていません。

そのため、法律に基づき必要な検査項目をすべて知りたい方は、別途、ご自身で調べてみてください。

それでは、検査の方法を紹介していきます。

まずは、残留塩素濃度測定!

こちらの角ばった試験管のようなものに、10mlの表示部分まで水を注ぎ入れます。

そして、

この、なんだか良く分からない薬品を1滴だけ入れます。

DPD試薬といって、飲料水などを塩素で消毒した後に残る塩素成分が、どれだけ水中に残っているかどうか、を調べることができます。

水中に残留している塩素が少なすぎる場合、「ちゃんと消毒されてますか?」となってしまいますからね。

ある一定の基準値(0.1mg/ℓ)を超える塩素濃度となっているかどうか、を検査していきます。

このDPD試薬を入れて、まぜまぜすると…

このように、色が変わります!(分かりづらいですが…)

この色の変化を見て、残留塩素の濃度を測定します。

慣れてくると、この色を見るだけで、「うーん、この色は…0.1mg/ℓ!」

と分かるようになります。

…というのは冗談で、

こちらを使います。

白丸の部分(真ん中)に先ほどの試験官を挿入し、

赤丸の部分(左と右)に表示された水の色に適応する数値を見比べます。

写真だと非常に分かりづらいですが、だいたい、0.2の色と同じくらいなので、今回は、点検用のアプリに「0.2」と入力します。


次は、水素イオン濃度(pH)の測定です。

水素イオン濃度(pH)は、雑用水のみ、測定します。

いわゆる、理科の授業で習う「酸性かアルカリ性か」を調べます。

こちらも、ビル管法で基準値が定められており、5.8以上8.6以下(アルカリ性)であることが必要となっています。

測定には、pH試験紙を使用します。

このように、紙コップなどに雑用水を取り、pH試験紙に水を染み込ませます。

このように、変化した紙の色を基準となる用紙と見比べてpHを判断します。

今回は、「7」の色に近いので、点検アプリに「7.0」と入力します。

先ほどの残留塩素濃度測定と原理は同じですね。


という訳で、ビルメンの水質検査は、だいたいこんな感じです。

この記事で、少しでもビルメンの仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです。

記事についてご不明な点がありましたら、コメント欄かお問合せフォームからお知らせください。

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