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ビルメンのシフトの種類について解説します

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こんにちは。

このブログではこれからビルメンに転職したい方向けに必要んな情報を、現役ビルメンの小川が分かりやすく解説していきます。

今回は、「シフト」について解説します。

元々、飲食店や小売店などでシフト勤務をやっている人なら、馴染みがあると思いますので、この記事は読んでも読まなくても大丈夫です。

会社員等で、カレンダー通りの勤務をされている方は、この記事で「シフト勤務とは何か」についてある程度感覚をつかんでいただけたらと思います。

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早番(9:00~18:00)


朝早く出社して、夕食前には帰宅します。

13時から14時まで1時間の休憩があります。

商業施設であれば、主に開店前のエレベーターやエスカレーターの起動、日中の申し出対応等を行います。

各事業所には責任者が1名いますが、基本的に責任者も早番と同じシフトであることが多いです。

ちなみに僕は早起きが苦手なので、早番が嫌いです。

遅番(13:00~22:00)


昼ご飯を食べた後に出社。休憩時間に夕食を食べて、閉店後に帰宅します。

主に、午後からの屋上点検月例点検閉店後にしかできない作業等を行います。

18時から19時までの休憩時間に夕食をとります。

閉店後の作業は日によっては何もすることがなかったりします。

そんな日は、宿直者の判断で、22時になる前(21時とか)に帰宅できることもあります。(※ シフト上は22時までの勤務ですから、本当は時間前に帰っちゃダメですよ。あくまで「私の職場ではそんな日もある」という話です)

宿直(9:00~翌10:00)


朝早くから出勤し、ビル内の仮眠室で寝泊まりして、翌日の朝に帰るシフトです。

翌日の10時以降は、「非番」となり、勤務から解放されます。
この「非番」の存在が、「ビルメンは休日が多い」と言われる理由の一つです。

業務内容としては、当日の点検の段取り、閉店後作業のメンバー割り振り、中央監視盤のオペレーション、朝礼・昼礼の司会、テナントからの申し出を設備員に指示、夜間業者作業の立ち合いetc…司令塔のような役割をします。

幅広い知識が求められるため、配属されてから3か月後くらいしてから、ようやく宿直のシフトが入るようになります。

初めのうちは先輩と2人で泊まります。(いわゆる宿直トレーニング)

この宿直トレーニングを4~5回程度繰り返して、ようやく一人で宿直ができるようになります。

やることは多くて大変ですが、翌日が非番になるので、僕は宿直が一番好きですね。

夜勤(17:00~翌10:00)


夕方出社して、翌朝まで働きます。翌日10時以降は非番となります。

通常、夜間は宿直者1名のみですが、宿直者だけでは人手不足となるような作業が発生すると、この「夜勤」シフトが発動します。
レアなシフトだと思ってください

上の図では、1時間しか休憩がありませんが、夜間作業が早めに終わると、やることがなくなって仮眠がとれたりもします。

夜間作業が早めに終われば、めっちゃ楽。
夜間作業が朝までかかれば、めっちゃキツい。
そんな、「運次第」なシフトです。

非番(宿直・夜勤の翌日)


宿直や夜勤の翌日は、このシフトです。

労働基準法上の「休日」にはカウントされませんが、ほとんどの時間が労働から解放されますので、ほぼ休日だと思って良いでしょう

宿直・夜勤で夜間作業が長引いて、あまり仮眠がとれなかった日は、非番が睡眠だけでつぶれたりもします。

設備員の中には、謎のショートスリーパーもいて、僕の先輩には宿直で3時間しか寝ていないのに、非番で1日中パチンコに行く強者もいます。
(ちなみに僕はパチンコもタバコもお酒もやらない真面目系モブキャラです)

公休


休みです。

もはや説明は不要です。

大企業時代はカレンダー勤務だったので、5日勤務、2日休みが当たり前でしたが、ビルメンは違います。

まず、5連勤はほとんどありません。

下の表は、僕のある期間のシフトです。

土日関係なく、休日もバラバラに入っていることが分かると思います。

とある日の在籍人数

おまけ程度に、これまでに紹介したシフトがどのように構成されているのかを紹介します。

あくまでの僕の職場のケースですから、配属先によって色んなケースがあることをご了承ください


まず、責任者が1人必ずいます。

9時になると早番と宿直が出社します。

9時から10時にかけて、前日の宿直者(非番)から当日の宿直者へ業務の引継が行われます。

10時にお店が無事に開店すると非番者が帰宅します。

お昼以降は点検等がありますので、遅番者が2名出勤します。

閉店前には業務も落ち着き、責任者と早番が帰宅します。

宿直と遅番2名で閉店業務と閉店後の作業を行い、22時には遅番が帰宅。

22時以降は宿直者1名が残り、必要に応じて夜間作業の立ち合い等を行います。

だいたい、1日の流れはこんな感じです。

まとめ


以上が、ビルメンのシフトに関する簡単な説明となります。

商業施設の営業時間や点検・作業のスケジュールに合わせて、緻密にシフトが組まれていることが分かると思います。

これからビルメンになる方は、まずは早番・遅番で業務に関する知識をつけて、慣れてきたころから宿直トレーニングを開始。

宿直で独り立ちすれば、晴れて立派なビルメン1年生といったところです。

私もまだまだビルメン業務については勉強中ですが、1人でも多くの方にビルメンの良さを広めていきたいと思っています。

記事の内容について不明な点等ありましたら、コメント欄や問合せフォームからお知らせください。

それでは!

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