こんにちは。夕顔です。
現在僕は、みんなが大好きな(?)1人現場に勤務しています。
ネットでは、「1人現場のビルメンは天国」なんて声もよく聞きますが実際のところどうなんでしょうか。
今回はこんな声にお答えして、1人現場の実態についてメリットとデメリットに分けて解説していきます。
目次
メリット1. 自由に仕事ができる
なんと言っても一番のメリットは「自由に仕事ができること」ですね。
こちらが僕のとある1日のスケジュールです。
09:00 出社・メールチェック
10:00 日常巡回・検針
12:00 昼休み
13:00 月次点検
14:00 事務作業(見積書作成・報告書整理等)
17:30 退社
色々書いてありますが、これらは特に時間が決まっているわけではありません。
強いて言えば、検針は毎日同じ時間に見る方が良いくらいですかね。
[ざっくり解説] 日常検針と月検針の違い
日常検針 …日々の使用量の変化を見る検針。省エネの分析などに使用。
月検針 …使用量を確定させるための検針。この数値でお客様に料金を請求する。
そのため、ほとんどの業務を好きな時間に好きなように進められます。
同僚や上司が同じ部屋にいる訳でもないので、急に仕事を振られることもありません。
誰にも縛られずに、自由に仕事がしたい人にとっては「天国」と感じられるかもしれません。
一方で、近くに仕事を管理してくれる人がいないので、自分自身でしっかりと仕事を管理する必要があります。
点検計画の作成から報告書の提出まですべて1人で管理しますので、もし処理漏れがあった場合「お客様からクレームが来て初めて発覚する」可能性もあります。
※ 他物件(支社ビルなど)に在籍している上司からの遠隔サポートもありますが、あくまで各物件の業務については、各物件の責任者(1人現場ならその1人)が自己管理するのが通例です。
自由に仕事が進められるということは、自己管理能力が求められるということを忘れないようにしましょう。
メリット2. 基本的には仕事が落ち着いている
上記スケジュールでも分かるとおり、基本的には仕事が落ち着いています。
私の常駐している物件は「暇だなー」と感じるほどではないですが、以前常駐していた商業施設と比べると残業時間は半分以下になりましたので、比較的落ち着いている方だと思います。
そもそも1人現場というのは、「人員配置が1人だけで良い」と判断されている時点でそれなりに業務量が少ないことが多いです。
建物の規模や使用用途にもよりますが、利用者からの申し出もかなり少ないため、自分のペースで仕事を進めることができます。
デメリット1. 暇な日と忙しい日の落差が激しい
メリット2と関連した内容になりますが、普段落ち着いているとはいえ、たまには忙しい日もあります。
もし不具合事象が1日に複数件発生したとしても、対応できるのは自分1人しかいませんから、当然忙しくなります。
2人以上常駐している現場であれば、こういう時に手分けして作業することができますから、この点については1人現場のデメリットと言えるでしょう。
デメリット2. 夜中に警報で叩き起こされる
1人現場といっても、2〜3人でシフトを回すパターンと、完全にひとりぼっちのパターンがあります。
僕は、完全にひとりぼっちのパターンなので、家に帰ってからも設備不具合の警報が会社用携帯に飛んできます。
例え夜中の2時であっても、けたたましい警報の音で目が覚めることが普通にあります。
感覚的には月に1〜2回くらい、なのでそこまで頻度は高くないですが。
とはいえ、夜中に起こされて設備の復旧対応をするのはしんどいです。
デメリット3. 旅行するときに申請が必要
先ほども触れたように僕は完全にひとりぼっちの1人現場なので、物件から遠く離れる時には事前に応援の申請が必要になります。
例えば他県へ旅行に行く際は、必ず応援申請が必要になります。
このように物件から離れた場所へ行く際には、他の社員に応援を要請することができるので、何かあった際の対応はお任せできます。
しかし、緊急の警報自体は自分の会社用携帯電話に連絡が来るので、一次対応は自分でする必要があります。
やはり、物件から心理的に離れられないことが1人現場の宿命といえるのではないでしょうか。
まとめ
という訳で、1人現場のメリット・デメリットについて紹介してみました。
僕はまだ1人現場歴が浅いので、まだまだ紹介しきれていない部分があるかと思います。
ビルメンの先輩方からの新たな情報をお待ちしております。
それでは。