
こんにちは。ビルメンの小川(@ogawayuji1)です。
私は商業施設でビルメンをやっているのですが、昨日、商業施設の法定停電が行われました。
法定停電とは何か?
ざっくり言うと「建物を意図的に停電させて、一斉に電気工作物の点検を行うこと」でしょうか。
建物内の電気を安全に使用していただくため、法律に基づき定期的に行うものです。
だいたい1年に1回実施する所が多いみたいですね。
もう少しだけ詳しく話します。
ちょっと固い内容なので、読み飛ばしても大丈夫です。
・事業用電気工作物を設置する場合、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保するために、電気事業法第42条に基づき保安規程を定めることが義務付けられています。
・さらに、保安規程の中身については、電気事業法施行規則第50条により、電気工作物の工事、維持又は運用に関する保安のための巡視、点検及び検査に関する内容を定める必要があります。
つまり、電気事業法に基づいて、保安規程を定めないといけない。
保安規程の中には、保安のための点検に関する内容を定めないといけない。
その点検をするためには、建物を停電させないといけない。
だから、法廷停電が必要。
といったところでしょうか。
前置きが長くなりましたが、商業施設を停電させる訳ですから、昼間に行うわけにはいきません。
当然、夜間に停電させて、お客様への影響を発生させない必要があります。
夜間に作業をするということは、その間中、起きておかなければなりません。
事前準備から、復電(停電が終了すること)後の対応まで合わせると、夜通しの作業になります。
一睡もできません。
ちなみに、法定停電当日の僕のシフトは、宿直でした。
ビルメンのシフトについてよく分からない方は、こちらの記事をどうぞ。
「宿直」は、朝の9:00から、翌日の10:00までの25時間勤務です。
(実際の勤務時間は勤務先によって異なります)
通常、夜の0:00から朝の7:00までは仮眠時間です。
しかし、法定停電が行われる日は、夜の0:00から朝の7:00まで、停電に伴う作業がありますので、寝ることができません。
つまり、通勤時間等も考慮すると、朝の6:00頃に起床して、翌日の11:00頃まで寝ることができないのです。
図で表すとこんな感じ。

約30時間ぶっとおしで起きつづけたことがありますか?
僕は、前職の電力会社で、台風に伴う広範囲の停電が発生した際に、1度だけ徹夜の経験があります。
朝の4時とか5時頃になると、頭が回らなくなってきて、作業効率が一気に落ちたことを覚えています。
今回、久々の徹夜を経験しましたが、ビルメンをやっていると、法定停電の他にも、部分停電作業や、夜間作業の立ち合い等、寝ずに対応する業務が頻繁にあります。
高圧の電線付近で作業を行う等、危険を伴う作業も多いです。
そんな中で、しっかりと集中力を維持して、安全第一で業務を行わなければなりません。
ウトウトしながら作業して、ついうっかり大怪我をしてしまうようなことは許されません。

自分も困りますし、勤務先の会社や、取引先等にも迷惑をかける恐れがあります。
そのためには、日頃から意識して栄養バランスの取れた食事や運動等で、体力づくりをしておく必要があると思います。
ビルメンは楽な仕事だと言われるので、気を抜いてしまうと、毎日をダラダラ過ごして、体力不足に陥ることも考えられます。
たしかに、日々の業務を振り返ると、平和な1日を過ごせることの方が多いです。
1日の半分くらいは待機時間のため、自由に資格の勉強等をして過ごすことができます。
しかし、たまにある、法定停電や深夜作業立会等でこそ、ビルメンとしての力を試されると思っています。
深夜に寝ずに行う作業は、どれもビルの安全を確保するために重要なものばかりです。
そのために、日頃から研鑽して集中して業務に取り組めるよう、準備を怠らないようにしたいものです。
