こんにちは。資格マニアビルメンの小川(@ogawayuji1)です。
本日は「消防設備士乙6類」の試験を受験してきました。
(消防設備士は1~7類までありますが、6類は「消火器」に関する資格です。)
記憶が新しいうちに、こちらのブログでアウトプットさせていただきます。
エビングハウスさんの信者なので、忘却曲線が下がる前にアウトプットしないと発作が起きます。(大嘘)
それでは、つらつらと感想を述べていきますね。
予想以上に過去問の丸写し問題が多い
ビックリするくらい、過去問とまったく同じ問題がでました。
それも、1問や2問じゃないですよ。
体感的に、8割位は、過去問と同じ問題でしたね。
(補足)
消防試験研究センターは、消防設備士試験の過去問を「ほんの一部」しか公開していません。
しかも、試験問題の持ち帰りが禁止されているため、受験者からも正確な過去問情報が拡散されにくい特徴があります。
そのため、各出版社が独自に調査して書籍化された問題集やテキストで学習することになります。
試験日の1カ月前から、市販の過去問題集を使って勉強しました。
(使用した過去問については、後程、説明します)
僕はこの問題集を1カ月かけて3周しました。
3回も解いた問題と全く同じ問題が本番でも出題されるので、反射的に正解が分かります。
考えなくていいんです。
問題を見たら、右手が勝手に正解を選んでくれます。
むしろ、問題を読まなくても、選択肢を見ただけで答えが分かるレベルです。
(冗談じゃないですよ。本当にそうなるんです。)
そのため、ポンポンと問題を解き続け、試験開始から約15分ですべての問題(筆記30問、実技5問)を解き終わりました。
もちろん、すべての問題が見たことのある問題という訳ではありません。
初めて見る(まったく答えが分からない)問題も2問ほどありました。
ちなみに制限時間は1時間45分あります。
問題を解き終わったら、マークシートを塗りつぶします。
その後、2周ほど見直しをして、合格基準の「60%」を超えていることを確信したので、試験開始後35分ほどで途中退出しました。
この試験は「受からせてくれる試験」だと感じました
資格試験には、「受からせてくれる試験」と「落とす試験」がありますよね。(圧倒的に個人的主観です)
今回の「消防設備士乙6類試験」は「受からせてくれる試験」だと思います。
「問題集やテキストで真面目に勉強して、主要な問題とその答えを暗記した人は、ちゃんと合格させますよ。」
「初見の問題に対して、事前に暗記した情報を元に、”頭を使って”解く問題は少ないですよ。」
「難問・奇問はほとんどありませんよ。」
…といった感じです。
逆に、電験三種なんかは、「問題を解くために必要な情報を記憶する」→「記憶した情報の中から必要な情報を組み合わせて、初見の問題に対応する」というプロセスが必要なものが多いと感じます。(ここから更に計算力も必要だったりする)
「難関資格」と呼ばれるものは、このタイプが多いですよね。
その点、消防設備士はコツコツと勉強していれば、その結果が素直に反映されるので、戦いやすい試験だと思います。
今回、僕が受験したのは乙種ですが、「甲種」になると、難易度が上がるらしいので、今後受験した時には、レビューしたいと思います。
ちなみに僕はこの問題集を使用しました
過去に出題された問題が科目ごとに整理されています。
問題数は300問を超え、解き応えがあります。
さらに、問題だけでなく、各科目の重要事項についてまとめた「テキスト」部分も収録されています。
この1冊だけを1カ月かけて3周しましたが、「これだけで十分合格できる」と感じました。(個人差はあるかもしれませんが)
※「問題を解くこと」を重点的に行ったため、テキスト部分については、問題を解く中で「必要だと思う部分のみ」読み込みました。
しかし、この問題集を作った人たちすごいと思います。
問題冊子が持ち帰れない中で、頭の中に残った記憶だけを頼りに、この問題集を作ったことになる(と思う)んですよ。
それなのに、どうしてこんなに再現性の高い過去問題を掲載できるのか。
いや、プロ集団の力ってすごいな、と思いました。
(少し話がそれました)
ちなみに、「工藤本」と呼ばれるこちらのテキストも有名です。
今回、こちらのテキストは使用していないので、レビューできませんが、巷ではかなり分かりやすいと評判のようです。
(参考)本日の実技試験ではこんな問題がでました
前述のとおり、消防設備士試験では問題冊子が持ち帰れないので、問題の内容をそのままお見せすることができません。
そのため、僕の記憶を頼りに、実技試験でどんな問題が出題されたか、やんわりと共有させていただきます。
試験日は、2021年1月31日。試験会場は、「九州のとある場所(個人の特定を防ぐため伏せさせてください)」です。
問1「消火器の写真を見て、名称と圧力方式を答える問題」
1-1 蓄圧式機械泡消火器の写真を見て、名称「機械泡消火器」を答える
1-2 二酸化炭素消火器の写真を見て、名称「二酸化炭素消火器」を答える
1-3 加圧式粉末消火器の写真を見て、名称「粉末消火器」を答える
1-4 1-1~1-3の写真の中から、「蓄圧方式が異なる消火器」を答える。「加圧式粉末消火器」が正解と思われる。
問2「逆流防止装置と粉上がり防止用封板の図を見て、名称と用途を答える問題」
2-1 逆流防止装置の図を見て名称「逆流防止装置」を答える
2-2 逆流防止装置の用途を答える
2-3 粉上がり防止用封板の図を見て名称「粉上がり防止用封板」を答える
2-4 粉上がり防止用封板の用途を答える
問3「車載式消火器の写真を見て大型消火器の条件を満たす薬剤量と能力単位を答える問題」
3-1 車載式化学泡消火器の写真を見て、大型消火器の条件を満たす薬剤量「80ℓ」を答える
3-2 車載式化学泡消火器の写真を見て、大型消火器の条件を満たす能力単位「20」を答える
3-3 車載式粉末消火器の写真を見て、大型消火器の条件を満たす薬剤量「20kg」を答える
3-4 車載式粉末消火器の写真を見て、大型消火器の条件を満たす能力単位「20」を答える
問4「窒素ガスとエアーガンの写真を見て、用途を2つ答える問題」
4-1 窒素ガスとエアーガンの写真を見て、用途(1つ目)を答える
4-2 窒素ガスとエアーガンの写真を見て、用途(2つ目)を答える
問5「化学泡消火器の薬剤充てん手順の写真を見て、誤っている箇所とその理由を答える問題」
5-1 化学泡消火器の薬剤充てん手順の写真を見て、誤っている箇所答える
5-2 化学泡消火器の薬剤充てん手順の写真を見て、5-1で答えた誤っている箇所の理由を答える
以上、本日受験してきた「消防設備士乙6類試験」の受験レビューでした。
体感的には合格していると思われます。(そうあってほしい)
合格発表は3月13日。待ち遠しいです…。
試験結果が分かったら、Twitterで報告させていただきますね!
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それでは!