こんにちは。資格マニアビルメンのおがゆー(@ogawayuji1)です。
2021年8月22日に、第三種電気主任技術者試験(電験三種)を受験してきました。
結論を先に述べると「合格」していたので、結果報告の記事を書いているわけですが、
本日は2021年12月2日・・・試験終了から3カ月以上も経っているじゃないか!
なぜ、結果報告が今更になってしまったのか、その辺の経緯も含めて、お話していきたいと思います。
1年前は不合格でした
さかのぼること約1年前、僕はこんな記事を作成しています。
もしこの記事を見たことがある人がいたら、相当なビルメンブログマニアですね。
そんなことはさておき。
不合格体験記を書いたからには、いつか合格体験記を書きたいと思いながら勉強に励んできました。
そして、今年の試験で晴れて合格することができたので、この記事を書いているわけであります。
ちなみに、報告がこんなに遅くなってしまった理由はというと。
プライベートを犠牲にして、仕事以外の時間はすべて電験三種の勉強をするという暮らしを続けていたら、
「家族と●●に遊びに行く」とか「持病の治療をする」とか「△△の手続きをする」みたいなタスクが山盛りに溜まっていました。
これらの溜まったタスクを慌ただしく処理する日々を過ごしていたら、あっという間に3カ月も経ってしまったんです。
(試験の反動でダラけすぎたのもあるかもしれませんがそれはなかったことにします…)
という訳で、本編に進みます。
ちなみに、詳しい勉強方法については、別の記事で紹介予定ですので、首を長くして待っていただけたら幸いです。
当日の行動を振り返る
昨年の試験会場は自宅から60km離れた隣町でしたが、今年は自宅から2km先の某大学でした。(家の窓から会場が見える距離)
試験会場ガチャで大当たりを引いたので早起きの必要がなくなり、ルンルン気分で当日を迎えます。
また、昨年の試験で理論に科目合格したので、今年は電力科目から受験となります。
1つ目の理論をスキップできるのはかなりありがたい。
これがもし電力の科目合格だと、理論を受験した後に3時間も機械の開始を待たないといけませんからね。
という訳で、11時25分の電力開始に向けて、10時に自宅を出発
10時30分には会場に到着して、試験開始を待ちます。
ところで、会場を見渡してふと思ったのですが…
「みん欲し使ってる人多っ!」
試験開始に向けて、みんなが参考書を開いて直前の確認をしているのですが、体感的に半分以上の人は「みん欲し」を使っていた気がします。
電験テキストの世代交代ですかねぇ。
入室可能時間(10時45分)になったので、教室へ入って自分の席を確認。
昨年はライブ会場みたいな広すぎる試験会場だったので、大学の講義室の丁度良い広さに落ち着きます。
試験開始まで、自作のまとめノートを眺めて最終確認を行います。
電力
そして11時25分、いよいよ試験開始。
昨年の雪辱を晴らすための戦いがスタートしました。
昨年の電力は完全に勉強不足で、過去問10年分のうち、文章問題の一部しか対策できていませんでした。
(しかも2周しかやってない)
今年は、10年分を文章問題と計算問題に分けて100点が取れるまで演習を繰り返し、しっかり対策してきました。
その甲斐あって、半分程度は自信を持って解答でき、試験終了時点で「恐らく6割は超えているだろう」と一安心。
12時55分 電力終了
昨年もお世話になった電験アベンジャーズさんの解答速報を開いて、自己採点を開始。
(この時間を使って、機械の最終確認をした方が良いのでは?と思われるかもしれませんが、やはり合格基準を上回っているかどうかは気になるんですよね…)
電力:自己採点結果「75点」
よし、これで次の機械に繋がった。
「今年はなんとしても残り3科目を取って全科目合格をする!」
「科目残しは絶対に許さない!」
そういう覚悟で臨んでいたので、ひとまず安心しました。
お昼休憩に入り、会場に来る途中コンビニで購入したおにぎりを2つ食べました。
沢山食べすぎると眠くなってしまうので少なめにしておきます。
これは、どの試験を受ける時もだいたい同じ。
あとは、モンスターも必ず買って飲むようにしています。
(普段は絶対に飲まない高級品なのですが…)
ゲン担ぎみたいなものですかね。
機械
お昼ご飯を食べ終わったら、機械の自作まとめノートを確認。
機械のまとめノートは一番量が多かったですね。
それだけ覚えることが多くて大変だったということです。
まとめノートについては科目ごとにExcelファイルを作成して、更にタブ毎に細かいジャンルを分けるという方法で作成しました。
これを毎日、起床時と就寝前に必ずすべて確認します。
(まとめノート確認作業だけで毎日30分~1時間は使っていました。それだけ大事な作業です。)
詳しくは具体的な勉強方法を紹介する記事を作成して、そちらで紹介しようと思っています。
時間いっぱいまでまとめノートを確認したら、
14時00分~ いよいよ機械のスタートです。
機械も電力と同じく、半分くらいは自信を持って解答。
残り半分の問題も、「恐らくこれだろう」と選べるものが多かったです。
中には、まったく解法が思い浮かばない計算問題もありましたが。
試験終了時点では、電力よりは手ごたえが薄かったものの、「たぶん6割は超えてるかな…」といった印象。
(今 [試験から3か月後] は試験結果を知っているのでこうやって自信ありげに振り返っているけど、本番(8月22日)はもっと不安が大きかった気がします。)
1年に1回しかないという緊張感の元で戦うと、ものすごいプレッシャーがかかるんですよね。
割と自信を持って解答した問題も、「これで本当に合っているのだろうか。罠にかかっていないだろうか。」と疑心暗鬼になったりします。
そんな時も、自分がやってきたことを信じて、「大丈夫だ、問題ない。」と言い聞かせていました。
15時45分 機械終了
アベンジャーズ様の速報で自己採点をします。
機械:自己採点結果「70点」
こちらも合格基準を超えています。
「よし、あと1科目、いける」
法規
残った法規は3科目の中で一番自信がありました。
ぎのさんの「電験法規暗記対策アプリ」を50時間かけて7000回解いてきましたから、100点を取るつもりで挑みました。
(別の記事でも紹介予定ですが、こちらのアプリは電験法規受験者にとって必須レベルですよ)
16時10分 法規開始
各種法令内の重要なキーワードはほぼ確実に暗記していました。
そのため、A問題(文章問題)10問は、割と悩まずに解けました。
ネックになるのはB問題(計算問題)です。
こちらは対策が後手に回ってしまい、試験2週間前から電験合格先生の法規科目計算問題の動画を繰り返し視聴して頭に叩き込みました。
まだ知識が定着していない部分が多かったので不安が残ります。
しかし、出題された問題は素直な問題が多かった。
付け焼き刃の知識で法規B問題に挑む私にとって少しでも問題をひねられたらジ・エンドな状態でしたが、今年はどうやら運が良かったようです。
あとは単純に電験合格先生の授業が凄すぎるので、こんな短期間でも本試験に対応できるレベルまで持ってこれたのだと思います。
65分が経過して試験終了。
ようやく全ての戦いが終わった…
「今日1日の試験がやっと終わった」というよりは、「昨年の試験(敗戦)から1年間のリベンジをかけた長く辛い戦いがようやく幕を閉じた」という思いでした。
そして、例によってアベンジャーズ様様様の解答速報で自己採点。
法規:自己採点結果「87点」
昨年の31点から56点アップ!
飛躍的な進歩です。
というか、実は昨年の法規では試験時間を90分あると勘違いしていて、65分で試験が終わった時に「!?」となったレベルで準備が不足していました(笑)
それだけアホなことをやらかしてしまったので、今年こそは絶対に…という思いが余計に高まった気がします。
まとめ
全ての試験が終わり、安堵の表情で会場の吹き抜けから階下を見下ろします。
昨年はあまりにも撃沈すぎて、こんな写真をとっている余裕はありませんでした。
思えば、昨年に準備不足の状態で無謀なチャレンジをして返り討ちに合ったからこそ、「この野郎!次は待ってろよ!」と自分を奮い立たせることができたのかもしれません。
そう考えると、1発で電験三種を取得している人って本当にすごいと思います。
それから、今年(令和3年度)は全体的に易化していたように思います(ただし理論を除く)
合格率も久々に10%を超えて11%台に乗りましたね。
そういう運の要素にも助けられて、今回合格することができました。
今後は試験が年2回になるということですので、諦めずに毎回チャレンジを続ければ、いつか合格できると思います。
「なんとしてでも合格したいというモチベーション」「徹底した反復学習」「少しの運」
この3つが揃えば合格は近い。そう感じました。
まだ免状も届いていないのに気が早いかもしれませんが次は電験二種を取得したいと考え、早速テキストを購入して勉強を開始しています。
今後も電験道を進みながら、読者の方に電験に関する情報を少しずつお届けできたらと思っています。
それではまた!