こんにちは。夕顔(@ogawayuji1)です。
2017年5月に家電製品アドバイザー試験(生活家電)に一発で合格しました。
ちなみに、合格までの勉強期間は一週間です。
この記事では「短期間の勉強で確実に合格したい」という方に向けて、詳しい方法を解説していきます。
この記事を読んで欲しい人
☑ 家電製品アドバイザー試験に一発で合格したい
☑ 具体的な勉強方法やモチベーションを維持するテクニックが知りたい
☑ 勉強を習慣化して焦らず計画どおりに進めたい
目次
勉強方法
過去問ドリル作戦
家電製品アドバイザーは過去問ドリル作戦で合格できます。
過去問ドリル作戦とは、その名のとおり、ひたすら過去問を解きまくる作戦です。
そんな適当な作戦で大丈夫なんですか?
こんな声が聞こえてきそうですが、大丈夫です。問題ありません。
その理由を説明していきますね。
まず、家電製品アドバイザー試験には、以下の3つの特徴があります。
①過去問題がほぼそのまま出題される
②基準点を上回れば合格できる絶対評価である
③過去平均30%以上の合格率
これを言い換えると、こういうことになります。↓
①過去問を繰り返し解く(ドリルする)ことで、頻出問題で確実に得点を稼げるようになり、合格基準140点に到達できる
②合格基準140点に到達できれば、他の受験者の点数に影響を受けずに合格できる
③合格率が安定しているため、ある年にいきなり難化する可能性が低い
そのため、過去問題をひたすら解いていれば、そのうち合格できる知識が身に付き合格できるという訳です。
おすすめの問題集
僕が使った問題集は、「家電製品アドバイザー試験 全問題集・解答集」です。
過去4回分の過去問と割と丁寧な解説がセットになっています。
この記事では、この問題集の使用を前提に勉強方法を解説していきますが、他の問題集でも十分応用が利くようにまとめています。
そのため、すでに別の問題集を持っている人も、気にせずに読み進めてください。
具体的な過去問ドリルの方法
ここから、具体的な問題の解き進め方に入ります。
まずは1周目のやり方。
① 問題文を読む
② 選択肢を読む
③ 「これかなー」と直感で答えを選ぶ
④ 答えを見る
ここで、なぜその答えになるのか、解説まで軽く読みます。
あまり深く考える必要はありません。
いきなり100%の力で挑むと、必ず途中で心が折れますので、軽~い気持ちで解説を読んでください。
そうすると、勉強を継続しやすいです。
1問ずつ正誤を記録しながら解き進めて、1回分が終わったら得点を計算しましょう。
そして、この1回分を100点が取れるまで繰り返します。
100点が取れたら、2回目に入ります。
全部で4回分ありますから、これを4回繰り返して終わりです。
問題集を破壊!
この問題集には一つだけデメリットがあります。
それは、問題ページと解説ページが離れていることです。
「ある問題の解説が100ページ先に書いてある」と言ったら分かりやすいでしょうか。
とにかく、「問題を解く→解説を見る」という過去問ドリルの基本動作が、とってもやりづらいんです。
そこで僕は、こう考えました。
問題集を破壊すればいいじゃん!
問題と解説の境目をカッターで切断し、問題冊子と解説冊子の2冊に分解するのです。
破壊した問題集は後輩に譲ってしまって手元に残っていないので、代わりに他の資格の参考書を破壊したものをお見せしますね!
勉強期間
「過去4回分の過去問で100点を取れたら勉強終了」といっても、人によって1日あたりの勉強時間は異なってきますよね。
そのため、一概には言えませんが、1カ月あれば割と余裕を持って対策ができると思います。
僕の場合は、仕事が忙しい時期と試験日程が重なってしまって、直前の1週間しか勉強時間が確保できませんでした。
食事・睡眠・風呂等、生活に必要な行動以外は、すべての時間を勉強に使いました。
結果的に合格できたから良かったものの、やっぱり焦りながら勉強するのはよくないと感じました。
・なるべく早めに勉強を始めること
・少しずつでも良いので必ず毎日勉強すること
が重要です。
ここからは、毎日勉強を継続するコツについて、具体的なテクニックを交えて解説していきます。
勉強を継続するためのテクニック
勉強を始めたばかりの頃はやる気がありますが、何日か経ってくると必ず勉強したくない日が訪れます。
これは断言できますが、勉強開始から試験本番まで、温泉のようにモチベーションが湧き続けて、何の困難もなく勉強を継続できる人は99%いません。
僕もその一人です。
そこで、ここからは、勉強を毎日継続するテクニックを紹介します。
ポモドーロテクニック
ポモドーロテクニックとは「25分勉強して5分休憩する」という手法です。
簡単なことですが、これだけで、勉強の続けやすさが一気に高まります。
第三種電気主任技術者試験(合格率8~9%)に合格した際にも、このテクニックがかなり役に立ちました。
うまくいけば、休日の朝8時から勉強を開始して、夜の20時まで続けることも可能です。
なぜそんなことができるのかというと、「疲れる前に休む」からです。
一般的には、「過去問1回分解いたら休憩しよう」のように、量を基準にして勉強時間を決めてしまいます。
でも、それだと、途中疲れてきても、1回分終わるまで無理して勉強を続けるので、脳に負担がかかるんですね。
そうすると、だんだん体力ゲージが削られてモチベーションがなくなり、
もう、今日は勉強するのをやめておこう
と楽な方へ逃げる思考になるのです。
ポモドーロテクニックは勉強時間を単純に一定の時間で区切るので、ほぼ確実に疲れる前に休憩ができます。
たとえ、「あと10秒でこの問題を解き終わる!」って時でも、そこで25分経過してタイマーが鳴ったら、強制的にペンを置いて、強制的に休みます。
すると、「まだ勉強したい!」という思いが残ります。
TVの途中でCMが入ると続きが気になるように、5分の休憩が終わったら、勉強がしたくてたまらない状態です。
これで次の25分がスムーズに始まります。この繰り返しです。
時間を測る方法はキッチンタイマーがオススメです。
スマホだと勉強を邪魔する誘惑がいっぱいなので、極力触らないようにしましょう。
僕が使っているタイマーはこちらです。
サイレント機能を使うと光でお知らせしてくれるので、図書館やカフェ等でも使用できて、超おすすめです。
ちなみに…「ポモドーロ」っていうのは、このテクニックの開発者が使用していたキッチンタイマーがトマトの形をしており、トマトのことをイタリア語でポモドーロと言うことに由来するそうです。(無駄知識)
アクティブラーニング
アクティブ、つまり能動的に学習することです。
「そんなの当たり前じゃん」って思うかもしれませんが、これは出来ていない人が多いうえに、かなり重要な考え方です。
家電製品アドバイザーは過去問ドリルだけで合格ラインに到達できるため、過去問学習と関連付けて説明していきますね。
「すぐに答えを見る」より「思い出そうとする」
過去問1周目は、すぐに答えを見てもいいです。
ただ、2周目からは、既に1周目で答えを見てますから、その答えを思い出そうとしながら、問題を解いてください。
「えーと、なんだったけ」と思い出そうとすることで記憶の定着が深まります。
「丸暗記」よりも「噛み砕き暗記」
回答の解説文を丸暗記するよりも、自分の言葉に言い換えることで覚えやすくなります。
自分の言葉に言い換えられない=しっかりと理解できていないという指標にもなります。
「なるほど!」より「なぜ?」
冷蔵庫は蒸発熱を使っていて、熱の利用方法は圧縮式と。なるほど!じゃあ次の問題に…
こんなふうに、「なるほど~」となんとなく問題を解き進めるのは良くないです。
例えば、冷蔵庫の基本的な仕組みを問う問題で、「冷蔵庫は蒸発熱を利用しており、熱の利用方法は圧縮式である」という答えがあったとします。
ここで、「蒸発熱ってなんだろう?」「圧縮式ってどういう仕組み?」のように、答えに疑問を持つことがすごく重要です。
よく分からない単語があったらネットで調べて、できれば写真やイラストで視覚的に理解しましょう。
文字だけで覚えるよりも、頭の中でイメージできるほうが、試験本番で記憶を引き出しやすくなります。
スキマ時間×ミニクイズ
過去問ドリルで回数を重ねても、何度も間違える問題が必ず現れます。
そんな時は、単語帳を買ってミニクイズを作りましょう。
表に問題、裏に答えを書きます。
自分さえ理解できれば良いので適当な作りでOKです。
ミニクイズを作ったら、スキマ時間に復習します。
通勤時間・昼休み・寝る前など、意外とスキマ時間が潜んでいますので、活用していきましょう。
脳は覚えることよりも忘れることが得意です。
そのため、何度も間違えるような問題というのは、脳が「この情報は生きていくうえで不要な情報だ」と判断しており、覚えられないのです。
ミニクイズにより、反復学習することで、脳に「あれ?何回もインプットされるから、これは必要な情報かも!」と錯覚させることができます。
まとめ
というわけで、家電製品アドバイザー試験に1週間で合格した勉強方法について解説しました。
簡単にまとめると、こんな感じです。
・過去問ドリル作戦のみで攻略可能
・1回分を100点が取れるまで使い潰し、次の回へ
・問題集は思い切って破壊しよう!
・25分勉強したら、必ず5分休憩する
・「えーとなんだったっけ」と思い出そうとしながら解く
・自分の言葉に置き換えて記憶する
・回答を鵜呑みにせず、疑問を持つ
・ミニクイズで苦手を潰し合格を更に確実なものへ
2周目、3周目でも間違えてしまった問題を毎日の「反復学習」でしっかりと記憶するのがポイントです。
知識の穴をなくすことで、本番でミスする確率を下げることができますので、合格に近づきます。
また、「なぜ家電製品アドバイザーに合格したいのか?」という目的を明確にすることで、モチベーションを維持しやすくなります。
「社内で昇格できる」「資格手当が貰える」等、なんでも良いので、目的をはっきりさせてから勉強を始めるのがおすすめですよ。
それでは!