これからビルメンに転職しようかな、と検討している方は、1日の流れがどんな感じか気になっていると思います。
今日は、私のとある1日の流れについて紹介します。
初心者の方でも分かるようになるべく分かりやすく説明していきますので、ご安心ください!
ビルメンを目指す方のほとんどが「仕事が楽だから」という理由で検討されていると思います。(もちろん他にも理由はあると思いますが…)
結論から言うと、「楽な日もあれば、そうじゃない日もある。」ということです。
設備の不具合というのは、突然起こるものです。
何も起こらない時は、本当に平和ですが、何かある時に限って立て続けに発生したりするんですね~これが。
ですから、一概には言えませんが、少なくとも「数ある業種の中で楽な部類に入る」ということだけは間違いないと言えるでしょう(私の個人的な体感です)
とある1日の流れ
勤続年数 1年目
年齢 30代
施設区分 商業施設
シフト 早番(9:00~18:00)
08:50 出社
09:10~09:30 エスカレーター起動・点検
09:30~09:40 エレベーター起動・点検
10:00~11:00 待機
11:00~11:30 売場内の温度測定
11:30~13:00 待機
13:00~14:00 お昼休憩
14:00~14:05 昼礼
14:10~14:40 屋上点検
15:00~15:40 月例点検
15:40~18:00 待機
17:35 退社
とまぁ、こんな感じです。
上記は「早番」の日を例にして作成していますが、他に「遅番」「宿直」といったシフトもあります。(※シフトの呼び名は現場によって様々です)
シフトの種類について詳しく知りたい方は、以下の記事をどうぞ。
各項目の詳細は以下のとおりです。
エスカレーター起動点検
専用のカギを使って、エスカレーターを1機ずつ起動していきます。
その際、手すり照明が切れていないか、踏段にゴミが噛んでいないか、非常用押しボタンのカバーは外れていないか、異音はしないか、etc…点検していきます。
エレベーター起動点検
エレベーターを設備管理室内のボタンで遠隔起動します。
その後、エレベーターの非常用インターホンが問題なく使用できるか、動作はスムーズか、行き先階指定ボタンに異常はないか、異音はないか、etc…点検します。
売場内温度測定
売場内を歩き回って、空調機の設定温度に対して、室内の温度が適切かどうか確認し、温度と湿度を記録していきます。
屋上設備点検
屋上に設置されている、冷却塔や貯湯槽、給湯器等の設備を点検します。
お湯の温度や、ポンプ・ファン等の電流・周波数・電圧の測定、水圧の測定etc…を行います。
基本的には、iPadにインストールされた専用のアプリを使用して、数値をポチポチと入力していくだけなので、慣れてしまえば簡単な作業です。
月例点検
空調機点検、給排気ファン点検、分電盤点検、メーター検針、パッケージエアコン点検、etc…月に1回の点検を行います。
屋上点検と同じく、iPadから数値を入力していきます。
異常があることは、ほとんどありません。
待機
1日のうちかなりの時間を「待機」が占めていますが、文字通り、テナントからの申し出が来るのを待ちます。
一番多いのが管球交換、その他、冷蔵庫が冷えない、什器の扉が外れた、トイレが詰まった、ネットが使えない、電話が使えない、etc…様々な申し出に対応します。
8割以上は対応がパターン化されているため、3カ月から半年程度経験を積めば、ある程度の対応は一人でできるようになります。
残り2割は初見パターンが発生するため、フィーリングで対応しつつ、分からない部分は先輩に相談といった感じです。
待機時間は日によって違います。
冒頭でもお伝えした通り何もない日は何もないですし、何かある日はとことん何かあります。
1日平均で、2時間以上は待機の時間がある体感ですかね。
待機時間には、資格取得の勉強をしたり、職場の雰囲気によってはスマホでゲームができるような場合もあります。
この辺は配属された職場によって変わってくるため、ある程度運要素も絡んできますね。
まとめ
ビルメンの1日の流れはざっとこんな感じです。
記事の内容について不明な点等ありましたらコメント欄か問合せフォームからお知らせください。
それでは!